pleasure of long stay

せっかくの長期滞在だから、1週間の観光では行かないようなところにも足をのばしたい!

マイナーなスポットでも行ってみると意外と面白いものがあるかも!

そこそこ有名だけど何があるの?というような場所も紹介します。

Conciergerie


6世紀のパリの中心だったシテ島。王宮として建てられたコンシェルジュリーは役所の仕事も果たすようになり、次第に裁判所(高等法院)、牢獄へと役割を変えて行きます。ダントンやロベスピエールに判決が言い渡されたのもここ。マリーアントワネットの身の回り品や髪の毛が展示されていたり、彼女の脱獄計画はわずか1時間で知れ渡り30,000人もの兵士に取り囲まれたなど、世界史選択者がワクワクするようなエピソードもたくさん。学生ビザで無料です。


Les catacombes de Paris


日本の火葬とは違い、ヨーロッパは埋葬の文化があります。パリで伝染病が流行ると、それまで遺体が埋められていた郊外だけでなく中心部にも収容する場所がなくなり困ったことに。18世紀以降、元採石場だった空間を有効利用しようと、最終的に今の姿になったカタコンベ。ヨーロッパのいろんな街にこの形式のお墓はあるそうですが、パリのカタコンベは世界最大。途中まではひんやりとした道を探検気分で歩き、しばらく進むと整然と並べられた骨がたくさん。少し奇妙だけれどとても興味深いところです。ハート型に並べられた頭蓋骨をぜひ見つけてみてほしい。入場料が10ユーロ程、そして長蛇の列(1時間半!)に並ぶ可能性もありますが、一見の価値あり。予約もできるみたいです。


Église Saint-Eustache 


ショッピングに便利なレアール駅のすぐそばにある立派な教会。フランス最大のパイプオルガンがあり、毎週日曜日の夕方には無料コンサートをやっています。こんな大きくて荘厳な教会で、重厚な音を聞ける機会も貴重なのでぜひお勧めします。ちなみにのだめカンタービレ巴里編の映画に出てくる教会の一つ。


Sainte-Chapelle


ヨーロッパの教会にステンドグラスはつきものだけれど、ここは格別!全面をステンドグラスで覆うなんてどうやって思いついたのだろう...狭い階段を登って見える光景には息を呑みます。さらに日中の日が出ている時間に行くと、ステンドグラスがキラキラして一層綺麗!しかも学生ビザがあれば無料です。


Marché couvert les enfants rouges


ここは屋内の常設市場で、ご飯を食べられるお店が多いのが特徴。バラエティ豊富で、イタリア料理、日本料理、レバノン料理、モロッコ料理...特にモロッコ料理のお店は他よりも安めで美味しくて行列ができています。マレ地区とも近いので散歩コースに入れても楽しそう。月曜日以外毎日空いているので、日曜日の観光にもぴったり。


Cimetière du Montparnasse


モンパルナスは、なんだかタワーや大きな駅があって開発の進んだ地域の印象ですが、近くにはのどかな墓地があります。墓地といっても晴れたお昼に行けば、散歩コースとして歩いている人やベンチで読書している人もいて、とてものどかな雰囲気。モーパッサンやサルトル、ボードレールなどの有名人のお墓もあり、地図で場所が示されています。キリスト教とユダヤ教のお墓を比べてみるのも面白い。サルトルのお墓は後世の人々からの愛で溢れているので探してみてください。


Bon marché


ギャラリーラファイエットが開店して以来、下火になってしまったこのデパートは、今も昔の雰囲気を残しながら営業しています。おすすめはここの食品館。陳列の仕方からパッケージのデザインまで、感心してしまうほど綺麗です。最後にお土産を選ぶときにはここに来ると大体のものが揃いそう。毎年クリスマス時期のツリーの飾りや、ショーウインドウの動く飾りは、昔から愛されているデパートの雰囲気を感じさせます。


Institut du monde arabe


アラブ世界研究所。お堅いところかと思いきや、工夫を凝らした展示やコーラン、美術品などの展示が楽しめるところです。端の方にあるのでやや行きづらいけれど、せっかくなら近くのモスクも一緒に。閉館18時と言いながら17時半ごろには急かされるので、余裕を持って行くことをお勧めします。ここのお土産コーナーもとても面白いし、上からの眺めも良いとのこと。学生は無料です。


Mini théâtre


モンパルナスやオデオンのあたりは大きな映画館が多いことで有名ですが、ぜひ行ってみたいのがミニシアター。昔の映画を小さな部屋で、場合によっては貸切で観られるなんて素敵!ミニシアターはサンジェルマン=デ=プレやカルティエ=ラタンなどの学生街に多いです。値段もUGCやGaumont、MK2などより安いのがいいところ。今回はChristine21を紹介します。


Église Saint-Sulpice


パリで一番大きいこの教会は、映画『ダヴィンチコード』にも登場したそう。パリでは映画の名所巡りも楽しそうです。正面からよく見てみると、左右の非対称性に気付くでしょうか。なんと右側は建設途中で終わってしまったみたい。ここでも毎週日曜日にミサが行われ、パイプオルガンの音を聴くことができます。


Le Mur des Je T'aime

ジュテームの壁はその名の通り、世界中の言葉で愛が書かれた壁です。あれ、こんなところにあるのと思ってしまうほど、道に突如現れます。ベルギーの小便小僧と似ているかもしれません。アルファベットで書かれた文字が多い中で日本語はとても目立ちますが、ここでオススメしたいのは、肝心の「Je t'aime」探しです。意外と見つけるのに苦労しました。この写真には載っていないのでぜひ現場で。